中国化学ニュース ― 日本のポリ塩化ビニル(PVC)樹脂メーカーの協会であるビニル環境協議会(VEC)は最近、日本のPVC樹脂出荷総量が6月に10万2411トンに達し、前年同月比5.1%減少したことを示すデータを発表した。出荷総量の40~50%を占める輸出は、緩やかな回復にとどまっている。
原材料費の下落と全体的な需要の低迷を背景に、世界のPVC樹脂市場価格は低迷が続いている。VECの横田浩会長は、価格下落傾向に懸念を示した。「現在の取引価格は1トン当たり約800ドルで、市場の見通しは暗い」と述べた。これに先立ち、中東情勢の緊張から供給確保への不安が高まり、アジアのPVC価格は1トン当たり約1,100ドル前後で推移していた。
日本の6月のPVC生産量は8万2157トンで、前年同月比19.9%減となった。横田会長は、PVCの主要原料であるエチレンの供給が安定していることから、原料不足が生産量減少の要因ではないと明言した。また、日本最大のPVCメーカーである信越化学工業が5月に開始した定期メンテナンス作業も、生産量に影響を与えた。
6月の国内PVC在庫は13万8588トンで、前月比10.1%減少した。横田氏は「安定した国内出荷により、在庫は効果的に減少した」とコメント。さらに、在庫水準と設備稼働率は4月から6月の間に底を打った可能性が高いと付け加えた。
投稿日時:2026年7月31日
